MCPCモバイルソリューションフェア2008に出展

MCPCモバイルソリューションフェア2008に出展しました。

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AOSが出展したのは、パソコン用のフォレンジックツールと、携帯電話用のフォレンジックツールです。

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会場は、大変な賑わいで、多くのお客様にお越しいただきました。

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真剣な質問も多く、今後、携帯電話を対象としたフォレンジックツールの需要が高くなっていくことを実感しました。

米諜報機関向け「A-Space」の稼動迫る

CIA(米中央情報局)、NSA(米国家安全保障局)、FBIは、米国の16の情報機関の分析専門家らが利用するためのソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の稼動テストを行っているという。諜報員たちは「A-Space」と呼ばれるこのサイトで、世界のテロ活動や軍の動きに関する情報を共有する。

「A-Space」の稼動試験は数カ月前から行われており、米国時間9月22日に米国の情報機関全体に向けて正式に発表される予定だという。

サイトへのセキュリティ面が非常に気なる「A-Space」であるが、ひょっとすると囮捜査的なことにも使われるのではなかろうか?

情報ソース
http://edition.cnn.com/2008/TECH/ptech/09/05/facebook.spies/index.html

英国重大詐欺局、ケース放棄

本稿で3回に渡り取り上げてきた、英国重大詐欺局調査中の対サウジ武器取引問題に関し、国家安全上の理由によりケース放棄を余儀なくされた。

BAEはこの度、20億ポンド(約4000億円)の武器兵器取引契約をMinistry of Defence (MoD)と締結した。

デジタル・フォレンジック調査の期待が高まっていたものの、機会喪失は残念である。

情報ソース:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/7573160.stm

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米司法省、過去最大のクレジットカード情報窃盗事件で11人を起訴

TJX Companies のクレジットカード情報窃盗事件に関与した11人の犯人が起訴された。

クレジットカード情報を入手後、犯人は東欧と米国にある暗号化されたサーバー上にその情報を保存し、その後、それらの国々の顧客にデータを売却した。そのデータから偽のクレジットカードが作成され、ATM から何万ドルもの現金を引き出すのに使用された。

米司法省は、犯人が4000万人分を超えるクレジットカードやデビットカードの情報を盗んだと推測しており、司法省が起訴した中では過去最大のクラッキングおよび個人情報の窃盗事件だ。

被告らの国籍は、米国が3名、エストニアが1名、ウクライナが3名、中華人民共和国が2名、ベラルーシが1名。

この事件から世界をまたにかけた高度なハイテク犯罪が進行中であることが容易に推測される。本事件のフォレンジック調査の結果に期待したい。

情報ソース:
http://japan.internet.com/ecnews/20080811/12.html

CIA科学技術局

アメリカのCIA(Central Intelligence Agency)には科学技術局が存在する。科学技術局は、最先端の情報収集技術の応用のために、以下の技術分野について研究・開発を行っている。

・アプリケーションソフトウェアの分析技術
・生物、核、化学兵器に関する技術
・通信、およびその通信インフラ技術
・デジタル識別、およびそのセキュリティ技術
・埋め込みシステム技術

CIAがこれらの技術の研究を進める目的は主に以下の2つである。
・先進の技術を応用し、CIA自体がその技術を使用して内部の効率を最大化するため。
・敵国が開発し得る技術に対するカウンターとしての予防線を張るため。

フォレンジックとは意味的目的が異なるものの、目指す技術的内容はほぼ同じである。
「いかに効率よく、必要な情報を抽出できるか。」
「ハイテク犯罪に使用され得る技術に対するカウンターとしての予防線を張るため。」

CIAはアメリカ国家の存続を守るためのものであり、FBIは犯罪者・テロリストからアメリカ国民を守るためのものであり、どちらも自身の生存を守るための強大なパワーである。FINALForensics技術はそのパワーに十分貢献しうる技術を保持している。

詳細については、ここでの掲載は控えさせていただきたい。

大分教員汚職、PCデータを復元

大分県の教員採用汚職事件で、同県警は、改ざんされたPCのデータを復元した。ただし、県教委が改ざんの裏づけとなる答案用紙を処分しており、改ざん前の得点が確認できないとのこと。

文書管理規定では答案用紙や面接結果の記録を10年間保存する義務があったが、保管場所が狭いことなどを理由に試験実施翌年の3月末で廃棄されていた。

本件は被告も改ざんの事実を認めているが、不正合格者の特定が困難になっているらしい。

読売オンラインより抜粋、編集
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080805-OYT1T00659.htm?from=main2

車上あらしで中学校教諭の個人情報盗難

毎日JPによると、
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080801ddlk14040189000c.html

小田原市教育委員会は31日、市立中学校の女性教諭(28)が、顧問を務める部活動の連絡網が入った手提げ袋を盗まれたと発表した。

盗まれた手提げ袋の中には、「1、2年女子部員22人の氏名や電話番号」が記載されているとのこと。

市教委によると、学校敷地内に止めた乗用車のガラスを割られ、後部座席から手提げ袋を盗まれたらしい。

フィッシング詐欺、初摘発

毎日jpによると、銀行を装ったのメールで偽銀行サイトへ誘導し、顧客のIDやパスワードなどを不正入手した後、顧客の口座から自分の口座へ現金を送金していた男が、「不正アクセス禁止法違反」などの容疑で逮捕されたとのこと。

本件で容疑者がフィッシングを行ったサイトは、ゆうちょ銀行、イーバンク銀行、新銀行東京など。装ったメールを約105万通送付し、21人から計約1300万円を詐取していたとのこと。

「フィッシング」によりネット銀行から現金を詐取した事件の摘発は初めてだという。

フィッシング詐欺:銀行装い顧客ID入手、119万円詐取:

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080730k0000e040054000c.html

FBI100周年

FBIが設立されたのは、1908年7月26日。ちょうど今年で100周年を迎える。

FBIの
Robert Mueller 氏によると、この100年で犯罪に使われる技術も大きく変化しており、グローバル化が進んだそうだ。とくに最近は18ヶ月ごとに犯罪手口に関する脅威の進化が見られるという。

FBIの戦略を大きく変えたのが、9/11事件だった。テロリストをターゲットにした新たな戦略、見えない敵との戦いが始まった。

ハイテク犯罪の進化は目覚しく。FBIもキャッチアップするのに苦労している。昔の銀行強盗を捕まえるのとはわけが違うのだ。

今、一番リスクとなっているのは、生物化学兵器、核兵器の拡散問題だ。生物学兵器はペットボトル1本の量で想像を絶する致死量に達するものもあり、危険極まりない。携帯性にも優れ、一度使用能力者の手に渡ったら大変だ。

情報ソース:
http://www.cnn.com/2008/CRIME/07/25/fbi.mueller/index.html

大分教員汚職事件、県教委が不正データ復元へ

大分教育汚職事件で、県教育委員会がデータ復元により、不正特定を確認する方針。
以下、ニュース記事より抜粋します。

■ 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080726-OYT1T00104.htm)

大分地検は同県教育委員会から押収したパソコンを月内にも返還するとのこと。
同県警は、このパソコンを押収した際、消去されたデータを復元し、2007,2008年計82人の合格者のうち、約40人が点数をかさ上げされ、本来の合格者と入れ替わっていたことを確認した、という。

■ 西日本新聞(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/37908?c=110)

県教育委員会は、29日、県警が押収したパソコン2台から、削除されたデータも含めてすべての中身をハードディスクにコピーした、とのこと。
今後市販ソフトを使って消去データを復元することで、不正な点数操作の解明に期待。
分析完了まで3週間程度を予定。

これから、同教育委員会が特設したプロジェクトチームが「市販ソフト」を使用して復元を行うとのことなので、今後の経過に注目したいと思います。

なお、復元に用いられる「市販ソフト」として、弊社の「FinalData」が少しでもお役に立てれば、甚だ幸いです。