アメリカの高校生、成績を改ざん、懲役38年求刑される
アメリカの高校生、オマール・カーン君(18歳)は、学校のコンピュータに不正侵入し、自分の成績を書き換えた罪などで懲役38年の求刑されたという。(http://www.tgdaily.com/content/view/38012/118/)
先生達のコンピュータに不正にアクセスし、自分や友達の成績を変更し、試験の点数を変え、テスト問題や解答を友人に配布した罪などに問われている。カンニングがバレた試験の答案用紙を取り返すために教頭のオフィスへの侵入するなど、合計69件もの罪に問われているとのこと。オマール君が追求されている罪は下記の通り。
- 公文書改ざん:34件
- 公文書窃盗および隠匿:11件
- 違法コンピュータアクセスおよび不正行為:7件
- 住居侵入窃盗:6件
- 個人情報窃盗:4件
- 公式記録簿改ざん:3件
- 盗難物品受領:2件
- 共謀罪:1件
- 公文書改ざん未遂:1件
オマール君、明らかにやりすぎです(笑)この根性を正しい方向に生かしていれば、そんなことしなくても、成績上げられたんじゃないのかな。。
このアメリカの事例は極端だが、日本において、情報セキュリティに関する認識がまだまだ甘い。リアルの世界に置き換えれば、家に鍵をかけずに外出しているようなものである。そういった状態の企業が日本にはいまだに驚くほど多い。日本では、伝統的に目に見えないもの、かたちのないものに対しての価値を低く見る傾向があるが、そういった国民性も関係しているのかもしれない
内部不正、不正侵入を防ぐには、その対策をしていることがその抑止力となる。リアルの世界でも、鍵をかけた上で、セ○○のシールを貼るように。情報セキュリティの世界でも「セ○○、入ってますか?」