リーガルテック展2019 第三部 レポート「新特許検索 Tokkyo.ai」

リーガルテック展2019 第三部 レポート

2019年11月8日(金)にアークヒルズクラブで開催された第7回リーガルテック展の第三部は、IPランドスケープの講演と最先端のリーガルテック特許検索エンジン Tokkyo.aiなどが発表されました。

IPランドスケープに基づく特許分析の実践事例

正林国際特許商標事務所の正林真之所長が「IPランドスケープに基づく特許分析の実践事例」というテーマで講演されました。

 

IPLスペシャリストのための新特許検索

Tokkyo.aiは、IPランドスケープのスペシャリストのための新特許検索エンジンです。インテリジェント検索のLegalSearchの技術を応用し、数千万件の特許データの中から関連する知的財産を迅速かつ正確に検索することができる次世代の検索エンジンです。
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そして、データテック株式会社 代表取締役の志田大輔氏が「IPLスペシャリストのための新特許検索 Tokkyo.ai」を発表しました。

 

プレミアムワイン会

リーガルテック展の最後は、恒例のプレミアムワイン会が開催されました。
クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍され、「世界のビジネスエリートが身に着ける教養としてのワイン(ダイヤモンド社)」の著者としても有名な渡辺順子さんをお招きし、プレミアムワインを抽選でご堪能頂く機会をご用意しました。過去にはドンペリのP3、シャトーラフィット・ロートシルト、シャトー・ペトリュス、シャトー・ディケムなどの超プレミアムなワインをお楽しみいただきましたが、今年のプレミアムワインは「ジュロス・ヨハネスブルグ」です。
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現在の情報化社会の始まりはグーデンベルグがワイン造りからヒントを得て発明した「印刷技術」によるものです。世界のワイン史で正式に記録が残っている中で世界最古のワインはグーデンベルグの出身地ドイツのマインツにゆかりのある「ドメーヌ シュロス ヨハニスベルク」です。1937年の「ドメーヌ シュロス ヨハニスベルク」をご紹介し、皆様方にご堪能いただきました。

 

リーガルテックソリューション紹介デモ&展示

リーガルテックソリューション紹介デモ&展示では、
法律市場の効率化を実現する司法インフラプラットフォーム:LegalSearch
安全かつ効率的な電子契約エンジン:Keiyaku.ai
特許申請を劇的に進化させる次世代特許検索:Tokkyo.ai
KLDiscovery
株式会社エアー
Nuix
Cellebrite
などの紹介と展示が行われました。
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第一部「情報銀行 MyData.jp」のレポートは、こちらです。
第二部「ブロックチェーン基盤 契約プラットフォーム Keiyaku.ai」のレポートはこちらです。

2019年リーガルテックワイン会 〜 第9回 シャンパーニュ地方〜

※「眠れる森の美女」でお馴染みのロワール地方

ワインdeめぐる世界の旅 第9回

「眠れる森の美女」でお馴染みのロワール地方へ訪れます。
美しい古城が広がる牧歌的なロワールですが現在は近代化と伝統派が融合するユニークなワイン産地に変わっています。伝統を守る作り手、とことんオーガニックにこだわる生産者など、様々な側面を見ながらロワールを学びます。

1、ロワールの歴史と産地の特徴

「フランスの庭園」と呼ばれるロワール地方は中世の時代、国家の中心として繁栄した時期もありました。
当時の面影を残す古城も多く立ち並んでいます。国の権力者がいた土地は昔から必ずワインが栄えロワール地方も12世紀はフランスで一番の人気のワイン産地でした。ユネスコの世界遺産にも登録されている土地を巡りながら貴族たちが好んだロワールを味わいましょう

2、こだわりのあるロワールの生産者

あまり知名度は高くないロワール地方ですがこの産地にはこだわりのある生産者がたくさん存在します。伝統を重んじる作り手と近代化を推し進める作り手が織りなすロワールの現在にスポットを当て、様々なロワールワインをご紹介しました。
ボトルとテーブル

3、近代化が進むロワールの将来

20年も前にロワールへ訪れた際、車窓から見えた広大なぶどう畑や羊や牛の放牧などのどかな田園風景に目が奪われました。世界遺産のロワール渓谷には130もの情感が集まっているそうです。300年代にキリスト教布教の拠点としてロワールに大きな修道院が建てられぶどう栽培が行われました。
ぶどう栽培やワイン醸造においてはボルドーよりも古い歴史を誇ります。その後王侯貴族が移り住みワインは産業・文化としてこの土地で発展していきました。現在のロワール地方はこだわりのある生産者によって数々の名品を作っています。

まずは「ドメーヌ・ミショー」の泡で乾杯
細かい泡が立ち上がり酸味も後味もキレも抜群です。
手摘みで収穫したぶどうを発酵させ15ヶ月も熟成をさせます。しっかりした味わいですがフレッシュ感がありました。この造り手は環境に優しいぶどう栽培を行い農薬や化学肥料の類を極力減らしています。自然な味わいを引き出す造り手です。

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クレメンド・ロワール・ロゼ・ミショー
ロワールの優良ドメーヌ、クードクールで受賞

次の白ワインは「ドメーヌ・ドラ・ゴノルデリ」
設立されてまだ間もない造り手ですが恵まれたテロワールを生かしソーヴィニオンブラン 100% で作られた
白ワインはキレがよく澄み切った味わいです。
ゲストの方でロワールのソヴィーニオンブランが大好きとおっしゃる方がいらっしゃり、とても喜んでいただきました。
ロワールのソーヴィニオンブランは他の産地では決して表現することができないハーブの味わいが特徴です。

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ドメーヌ・ドラ・ゴノルデリ ソーヴィニヨン
プラム、ローストしたピーマン、砕いた小石、柑橘系果実

最後は赤ワイン「シャトークーレーヌ」
15世紀に建てられた歴史あるシャトーです。現在の当主は15代目のエティエンヌさんは子供の頃からワイン造りを手伝ってきました。1994年から有機栽培に移行し自然な味わいを醸し出しています。
ロワールの主要品種カベルネフラン 100% から作られる赤系果実のアロマと黒胡椒などのスパイシーな香りが特徴です。

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シノン ソレイユ ド クーレーヌ 2016
有機栽培で作る凝縮した果実の旨味

2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 8 回 〜 「シャンパーニュ地方」 いかがでしたでしょうか?
今回もワインだけでなくビジネスの話でも盛り上がりました。
次回はボルドー地方。

次回のテーマは

~ ワイン de めぐる世界の旅 第 10 回 ~

次回は世界最大のワイン産地「ボルドー」を訪れます。王侯貴族に愛され世界に広がったボルドーのワインは今も世界中の愛好家たちを魅了します。
3回にわたって繰り広げられるボルドーの旅、1回目はその歴史に焦点を当てます。

渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)

2019年リーガルテックワイン会 〜 第8回 シャンパーニュ地方〜

※シャンパーニュ地方特産のスパークリングワイン

ワインdeめぐる世界の旅 第8回

パリから北東へ約140キロ、フランスの最北に位置するシャンパーニュの産地へ訪れます。1680年に修道士であるドンペリニヨンによりシャンパンが生まれました。以降、何百年に渡り世界中の人々を魅了してやまない、唯一無二であるシャンパンについて、シャンパンはどうして泡が立つのか、シャンパンはどうして高いのか… 今更聞けないシャンパンの謎を全てお話し致します。

1、シャンパンの歴史

シャンパーニュ地方でぶどう栽培がはじまったのは5世紀末。
シャンパーニュ地方では当時小氷河期ともいわれ、冬の低温によって酵母の活動が停止、その状態で樽に詰めされたワインは翌春に気温の上昇とともに再発酵し、味の変質やにごりなど不評を買うという問題を抱えていました。それをオーヴィレ―ル修道院の僧、ドンペリニヨンがイギリスのビールにヒントを得て、シャンパンを造りだしました。

2、シャンパンの製造方法と法律

シャンパンと普通のワインとの大きな違いは、醗酵の過程を2回行う「瓶内二次醗酵」という方法を取っているところです。通常のワインと同じ方法でベースとなる泡のないワインを造り、その後できたワインを瓶に入れて糖分と酵母を加え2度目の醗酵を促します。
シャンパンは、法律によって非常に厳しい決まりが定められています。
法律で定められた手順を踏まないと、そのワインはシャンパンと名乗ることはできません。
ボトルとテーブル
ボーヌ村の一等地に広がるぶどう畑で造られたワインはチャリティーオークションに出品されその収益金で病院の運営が行われていました。

3、修道士ドンペリニヨンについて

ドン・ピエール・ペリニヨンは、ベネディクト会の修道士です。フランス北東部のシャンパーニュ地方で生まれ、シャンパンの完成に生涯を捧げました。盲目であったと伝えられ、シャンパンのドン・ペリニヨンは彼の名から命名されました。

白亜の石灰質に覆われるシャンパーニュの土壌からキレのあるシャンパンが生まれます。美味しいシャンパンが生まれる条件を満たした厳しく定められた製造法や法律によりそのブランドは守られてきました。

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ダニエル・ミル
ピノ・ムニエとピノ・ノワールから作られるバランス感抜群の味わい

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アドリアン・ショパン
黒ぶどうだけから作られるブラン・ド・ノワール。ヨーロッパで人気を誇る実力派メゾン

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フランク・ボンヴィル グラン・クリュ ブリュット
セレクション ブラン・ド・ブラン
2010年のノーベル賞晩餐会で選ばれた極上のシャンパン。オーガニック農法で少量生産に徹する希少価値の高い1本

2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 8 回 〜 「シャンパーニュ地方」 いかがでしたでしょうか?
次回はロワール地方。

次回のテーマは

~ ワイン de めぐる世界の旅 第 9 回 ~

「眠れる森の美女」でお馴染みのロワール地方へ訪れます。
美しい古城が広がる牧歌的なロワールですが現在は近代化と伝統派が融合するユニークなワイン産地に変わっています。伝統を守る作り手とことんオーガニックにこだわる生産者などさあざまな側面を見ながらロワールを学びます。

渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)

テレワーク実現のためのVDRテクノロジーとワイン

レポート:テレワーク実現のためのVDRテクノロジーとワイン

2019年9月19日にWeWorkメトロポリタンプラザビルで「テレワーク実現のためのVDRテクノロジーとワイン」セミナーを開催しました。

テレワークセミナー会場

今回は、機密情報共有クラウドサービス「AOSデータルーム」をカスタマイズした、働き方改革テレワーク共有管理システム「AOSデータルーム WLBテレワーク」をご紹介しました。

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AOSデータルーム WLBテレワークとは

「AOSデータルーム WLBテレワーク」は、日本政府が掲げる雇用形態の多様化とワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向けて、ITサービスを活用し、外出先や自宅などの遠隔地でも場所にとらわれない就業を可能とするテレワークソリューションです。多様で柔軟な働き方が選択できる社会を実現するため、「AOSデータルーム WLBテレワーク」は、会社の重要情報を外出先から安全に共有できる働き方改革テレワーク共有管理システムです。

ワーク・ライフ・バランス(WLB)のためのテレワークとは?

ワーク・ライフ・バランスが実現している状態というのは、ワーク(仕事)も会社と自分の期待通りにできて、仕事以外の生活(ライフ)も充実している状態です。生活は、独身、結婚、育児、介護などのライフステージにより変化していきますが、ワークかライフかどちらかを優先し、どちらかを犠牲にしなければならない状態に陥らないために、仕事の効率を上げて、生活を充実させるためのソリューションとして、テレワークの導入が注目を集めています。在宅勤務やサテライトオフィス勤務、モバイルワークなどのテレワークの勤務実態に合わせ、本社オフィスとの情報共有システムがAOSデータルーム WLBテレワークです。

日本企業のテレワーク導入状況

日本は、テレワーク導入が進んでいない。しかし、導入の効果が大きい!
日本企業でテレワークを導入している企業は、2017年時点で13.9%と米国の70%に比べて、まだまだ、低い状態ですが、導入した企業の8割が導入効果があったと回答しており、働き方改革の効果が期待されています。政府は、2020年までにテレワーク導入企業の割合を34.5%まで引き上げるという目標を掲げています。

テレワークの経済効果

テレワークの導入効果で一番大きいのは、通勤時間のムダの削減効果だと試算されています。この通勤のムダをなくすだけでも、4,300億円の削減効果があります。さらに、テレワークにより生産性の向上が実現できれば、経済効果は一段と大きくなります。

テレワーク実現のための3つの課題

働き方改革でテレワークを実現するためには、3つの課題を克服する必要があります。

  1. 1)離れた場所からどうやって本社の機密データにアクセスすれば良いのか?
  2. 2)どうやって別々の場所で仕事をしながら、効率的な共同作業を進めるのか?
  3. 3)機密情報の漏えい対策はどうすればいいのか?

働き方改革 WLBテレワーク共有管理システム「AOSデータルーム WLBテレワーク」は、
この3つの課題を解決します。

  1. 1)安全な貸金庫のように管理されたクラウド上で機密データを共有
  2. 2)コメント機能、タグ管理でお互いの作業を効率化
  3. 3)ユーザー毎の権限設定、アクセス履歴管理で機密情報の漏えいを防止

セミナー動画はこちらです。

その後は、ワインスペシャリストの渡辺順子さんによる講演がありました。

渡辺順子
ワイン

今回は、「テレワークとワイン」というテーマでお話しいただきました。

ワインとテレワーク
乾杯
笹野
知久
食事

会場までお越しいただき、誠にありがとうございました。

2019年リーガルテックワイン会 〜 第7回 ブルゴーニュをめぐる③〜

※ドメーヌ・ポンソのワインをリーガルテック社で競り落とし、ラベルを作成しました。

ワインdeめぐる世界の旅 第7回

ベーシックなブルゴーニュワインと共にワインの歴史を3回に分けて辿ります。

ブルゴーニュ最後の旅は「オスピス・ド・ボーヌ」についてお話します。

1、「オスピス・ド・ボーヌ」の歴史

ブルゴーニュワイン「コートドール(黄金の丘陵)」の中心地ボーヌの街へ訪れます。ボーヌでのワイン醸造の歴史はローマ時代にまで遡ります。
修道士たちによって土壌は耕され神に捧げるために作られていたワインは今は世界最高峰の品質に達しました。中でも「オスピス・ド・ボーヌ」は生産者たちが腕によりをかけて作る歴史あるワインです。

2、「オスピス・ド・ボーヌ」ワインの希少性と価値

ブルゴーニュのシンボルである鮮やかなモザイク屋根の施療院「オスピス・ド・ボーヌ」は15世紀、貧しい農民たちのために建てられた病院です。
施療院「オスピス・ド・ボーヌ」
ボーヌ村の一等地に広がるぶどう畑で造られたワインはチャリティーオークションに出品されその収益金で病院の運営が行われていました。
今もその伝統を守り毎年11月にチャリティーオークションが開催されています。

3、チャリティーオークションでの秘話

実際にボーヌの施療院内で行われるオークションに参加し、現地で落札してきた貴重なワインを試飲します。2年以上の熟成を経てようやく日本に届きました。
オスピスのオークションは樽ごと落札するのが特徴です。1樽分は288本、ラベルは落札者のオリジナルラベルが作成可能で、リーガルテック社だけが所有するワインです。

ブルゴーニュの旅最終回は500年続く「オスピス・ド・ボーヌ」のワインを特別にご用意しました。

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クレマン・ド・ブルゴーニュロゼ・ブラン・ド・ノワールルー・デュモン
2000年に日本人が設立した「ルー・デュモン」は職人的なこだわりを持って作られたスパークリングワイン。日本人のアイデンティティを表現した味わいと評判です。
※クレマン・ド・ブルゴーニュとは
世界屈指の銘醸地ブルゴーニュ産のブドウから造られるスパークリングワインです。

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コトー・ブルギニヨンルイ・シャド
19世紀から続くブルゴーニュ屈指のドメーヌ「ルイ・ジャド」の白ワイン。
『ルイ・ジャドを語らずして、ブルゴーニュを語れず』と言われる代表的な生産者です。
ブルゴーニュのボーヌで開催されたオークションに実際に参加して落札して来たとっても希少価値の高いワインです。2016年の収穫から2年間の熟成を待ってようやく日本に届きました。
実は私も今回初めていただきましたが、さすがブルゴーニュの超一流の造り手「ドメーヌ・ポンソ」ならではの出来栄えです。エレガントな口当たりで甘めのチェリーとちょっとシナモンのようなスパイシー感も…

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オスピス・ド・ボーヌドメーヌ・ポンソ
リーガルテック社だけが持つワイン。
「ドメーヌ・ポンソ」の醸造家、最後のワインです。

2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 7 回 〜 「ブルゴーニュをめぐるワインの旅③」 いかがでしたでしょうか?
次回はシャンパーニュ地方。

次回のテーマは

~ ワイン de めぐる世界の旅 第 8 回 ~

次回はシャンパーニュ地方を訪れます。
シャンパンはどうして泡が立つのか、シャンパンはどうして高いのか・・・
今更聞けないシャンパンの謎を全てお話します。

渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)

2019年リーガルテックワイン会 〜 第6回 ブルゴーニュをめぐる②〜

世界2大ワイン産地の一つブルゴーニュ

ワインdeめぐる世界の旅 第6回

ベーシックなブルゴーニュワインと共にワインの歴史を3回に分けて辿ります。

2回目は、ブルゴーニュではちょっと異色(?)の存在、シャブリとボジョレーに焦点を当てます。何万年も前は海の底にあったシャブリは辛口でミネラルたっぷりの白ワインを造ります。赤ワインは「ボジョレー・ヌーボー」だけでないボジョレーをご紹介します。ブルゴーニュの違った側面を見ていきましょう。

1、シャブリとボジョレーの土壌の特徴と歴史

ブルゴーニュ地方は地区により栽培されるブドウの品種などが異なると言った特徴があります。シャブリは、ワインの名称として名高い地域名です。

シャブリ地区では、他の地域とは異なり、キンメリジャンと呼ばれている土壌で栽培されているシャルドネ種のブドウのみを利用して、良質の白ワインを作り出すと言った特徴が在ります。

また、ボジョレー地区は、マコンから南へ55kmほどのところに広がるワイン産地で、ガメイという黒ブドウから造られる赤ワインが有名です。

2、シャブリにあう料理とは

シャルドネ種から造られるシャブリは、明るい緑がかった黄色。

シャルドネ種の酸味と、果実味のあるさわやかなミネラル感が魅力の辛口白ワインです。一般的にシャブリに合うと言われている料理は生牡蠣。

牡蠣の化石を含む土壌で育ったシャルドネ種のブドウで造られているシャブリと生牡蠣の相性は抜群です。

3、ボジョレーヌーボーじゃないボジョレーって

ボジョレーといえばボジョレーヌーボーが有名ですが、ヌーボーだけでないボジョレーをご紹介しました。

ボジョレー地区で造られているワインは早飲みの「ボジョレー・ヌーヴォー」だけ、と思われている方も多いようですが、実は熟成能力のある高品質なワインも多く造られています。

この産地には、特に優れた「クリュ・デュ・ボジョレー」と呼ばれている10のA.O.C.があり、同地区の中では特別な存在として世界的に高く評価されています。

ブルゴーニュ最大規模の自社畑を誇る、歴史ある生産者「ドメーヌ・ジョセフ・ドルーアン」が造るシャブリとボジョレーをいただきました。

まずはおなじみのクレマンブルゴーニュで乾杯。口当たりが良く繊細な味わいです。

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クレマン・ド・ブルゴーニュブラン・ド・ブランNV
ブルゴーニュでは珍しい日本人醸造家、沖田さんが造るクレマン・ド・ブルゴーニュ。ブルゴーニュの有名醸造家から大絶賛された味わいです。

※クレマン・ド・ブルゴーニュとは
世界屈指の銘醸地ブルゴーニュ産のブドウから造られるスパークリングワインです。

シャブリはミネラルと酸味のバランスが絶妙。
特にレモンを絞ったかのように感じる酸味が後味を引き締めスッキリした口当たりでした。

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シャブリドルーアン・ヴォードン2017
シャブリ地区のワイン産業を復興させたジョセフ・ドルーアン。
自然派シャブリの代表で牡蠣や魚介類にぴったりの酸味のある味わいです。

ボジョレーは他のブルゴーニュと違ってガメイ種を使用します。
ストロベリーやラズベリーの果実味が軽やかで甘みも控えめな本格的ボジョレーでした。

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ボジョレー・ヴィラージュ2016
ボジョレー特有のぶどう品種、ガメイ種を使って作られるワインは
軽飲みのボジョレー・ヌーボーだけではありません。

2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 6 回 〜 「ブルゴーニュをめぐるワインの旅②」 いかがでしたでしょうか?

次回はブルゴーニュワインについての最終回。

次回のテーマは

~ ワイン de めぐる世界の旅 第 7 回 ~

次回は「ブルゴーニュをめぐるワインの旅③」
ブルゴーニュ最後の旅は「オスピス・ド・ボーヌ」についてお話しします。
唯一無二のオークションとして500年の歴史を誇る「オスピス・ド・ボーヌ」。
実際にオークションに参加して落札してきたワインをいただきます。

渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)

2019年リーガルテックワイン会 〜 第5回 ブルゴーニュをめぐる①〜

世界2大ワイン産地の一つブルゴーニュ

ワインdeめぐる世界の旅 第5回

ベーシックなブルゴーニュワインと共にワインの歴史を3回に分けて辿ります。

その1回目、いよいよ世界2大ワイン産地の一つブルゴーニュへ訪れます。ブルゴーニュは神に捧げるワインとして修道士達が畑を守り心を込めて造ってきました。ブルゴーニュにはワインの最高峰「ロマン・コンティ」も存在しますが「ロマネ・コンティ」も修道士達によって造られました。

1、ブルゴーニュワインの歴史

ルゴーニュでは、古代ローマ時代からぶどう栽培がおこなわれ、6世紀頃にはすでに各所の修道院でクオリティの高いワインが造られていました。

ベネディクト派のクリュニイ会とシトー会がブルゴーニュに設立した修道院では、当時最高の知識層であった修道士たちによって、ワイン造りがおこなわれました。
当時、ブルゴーニュ一帯はブルゴーニュ公国として、ブルゴーニュ公の支配下にありました。領主であるブルゴーニュ公も、ピノ・ノワールの優位性を認めてガメイの植樹を禁じるなど、ワイン生産を助ける政策を施しました。

2、産地とワインの特徴

教会や貴族に専有されていた垂涎の葡萄畑は、フランス革命によって市民へと開放されました。その結果、ブルゴーニュではひとつの区画が小さくなり、また造り手(ドメーヌ)も小規模な家族経営が多くなりました。

ブルゴーニュ地方は、フランス東部の内陸に位置し、シャブリ地区、コート・ドール地区、コート・シャロネーズ地区、マコネー地区、ボジョレー地区があります。

ブルゴーニュワインの特徴は、単品種によるワインで、基本的に赤ワインはピノ・ノワール種やガメイ種、白ワインはシャルドネ種になります。

3、ブルゴーニュ特有の法律

ブルゴーニュAOC(Bourgogne AOC)は、フランスのワイン法で定められた「ブルゴーニュ地域」で生産されたワインのうち、畑や村・地区などの規格には合わないが、ブルゴーニュワインとしての規格には合致しているワインに与えられる広域AOCです。

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クレマン・ド・ブルゴーニュタストヴィナージュ NV
1898年設立、ブルゴーニュで泡を専門に造る有名な造り手としてその地位を築きました。各種ワインコンクールで多くの金賞を受賞するスパークリングはブルゴーニュで一番の人気を誇ります。

※クレマン・ド・ブルゴーニュとは
世界屈指の銘醸地ブルゴーニュ産のブドウから造られるスパークリングワインです。

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プイィ・フュイッセドメーヌ・シャンソン
淡い黄金色、花、白い果肉と果実の香りが印象的な白ワインです。

※プイィ・フュイッセとは
フランスのブルゴーニュ地域圏ソーヌ=エ=ロワール県の中央部で生産される、AOCの指定を受けた辛口白ワインです。

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ブルゴーニュ・ピノ・ノワールドメーヌ・シャンソン
スミレの花や赤いベリーの華やかな香りにスパイスのニュアンスと滑らかな酸味のバランスが良い味わいです。

2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 5 回 〜 「ブルゴーニュをめぐるワインの旅①」 いかがでしたでしょうか?

次回はブルゴーニュワインについてさらに掘り下げていきます。

次回のテーマは

~ ワイン de めぐる世界の旅 第 6 回 ~

次回は「ブルゴーニュをめぐるワインの旅②」
ブルゴーニュでもちょっと異色の存在、シャブリとボジョレーについてお話します。

渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)

2019年リーガルテックワイン会 〜 第4回 ジュラ・サヴォア地方〜

ワインdeめぐる世界の旅 第4回

ローヌ地方からジュラ・サヴォア地方へ、他の産地と異なった独自のワイン

紀元前ローヌに渡ったワインはその後ジュラ・サヴォア地方へ広がり、気候や土地に適した独自のワイン醸造がおこなわれました。
今でも恐竜の化石が見つかるジュラ地方は降水量も湿度も高く、動物や植物は種類が増え、大型化していった経緯があります。
そのため今もジュラの土壌は他の産地と異なり独自のワイン醸造が可能になりました。ジュラ紀の語源になった産地、フランス東部からスイス西部に広がるジュラ山脈の麓に広がる銘醸ワインの産地から、日本では入手困難なジュラ・サヴォアワインを飲みながら知られざるワインの歴史を振り返りましょう。

1、ジュラ・サヴォアの産地の特徴と歴史

紀元前ローヌに渡ったワインはその後ジュラ・サヴォア地方へ広がり、気候や土地に適した独自のワイン醸造がおこなわれました。今でも恐竜の化石が見つかるジュラ地方は降水量も湿度も高く、動物や植物は種類が増え、大型化していった経緯があります。
そのため今もジュラの土壌は他の産地と異なり独自のワイン醸造が可能になりました。

ジュラ紀の語源になった産地、フランス東部からスイス西部に広がるジュラ山脈の麓に広がる銘醸ワインの産地から、日本では入手困難なジュラ・サヴォアワインを飲みながら知られざるワインの歴史を振り返りましょう。

2、ジュラの銘酒「黄色いワイン」について

ブルゴーニュの東側からスイスとの国境であるジュラ山脈の間に広がるジュラ地方は、独特のワインを生み出す産地として知られています。
中でも、「ヴァン・ジョーヌ」と呼ばれるワインは、ジョーヌ(フランス語で「黄色」という意味)という名の通り、ジュラ地方でのみ造られている黄色を帯びた独特なワインです。
サヴァニャンという葡萄から特殊な醸造法を使って辛口でシェリー香の強い「ヴァン・ジョーヌ」が造られます。
このワインは100年は持つと言われています。

3、ジュラ・サヴォアワインの繁栄と衰退

ジュラ・サヴォア地方はフランスだけでなくスイスやイタリアの王侯貴族にも愛されワイン産業が盛んだった時期もありました。ところが1800年代後半にフランスのぶどう畑を襲った害虫フィロキセラの被害にあい、多くの生産者が廃業を余儀なくされてしまいました。

まずはジュラの白ワイン…
シェリー酒や紹興酒を彷彿させる独特な香りを放っていました。味わいは軽やかで長い後味が特徴。
葡萄は「サヴァニャン」というジュラの土着品種を使用しています。

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コート・デュ・ジュラ サヴァニャン ブラン ドメーヌ・グラン

ジュラ産地特有のサヴァニャン種は火打ち石の香りを特徴としています。この畑から化石が大量に発掘されたという説もあり複雑な地層の畑から個性豊かな辛口ワインです。

続いてサヴォアの赤いワイン…
このワイナリーはオーガニック認証を受け、徹底して有機栽培、自然派を貫き防腐剤の使用をせず醸造しています。次の日に残らない自然な味わいです。てんとう虫はオーガニックのシンボルマークですが、そのてんとう虫を使ってサヴォアの国旗をデザインしたおしゃれなラベルが印象的です

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ヴァン・ド・サヴォワ・アルバン モンデューズ

チーズの生産で名高いサヴォアですが、ワイン作りにおいては長い歴史を誇ります。かつてはサヴォア公国として栄えていた頃はワイン作りが最も栄えていた産業でした。
歴史あるドメーヌが最新式のオーガニック農法を駆使して作り上げた新しいタイプのワインです。

そして最後は今回のメイン、「ヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)」をいただきました。
ヴァンジョーヌを初めて知ったのはフランスでワイン留学をしていたもう20年も前のこと。当時はその美味しさと独特の味わいにとっても感動しました。
今夜ついに20年後の「ヴァン・ジョーヌ」との再会です。ドキドキしながらいただいた「ヴァン・ジョーヌ」その美味しさは健在でした。白ワインを6年間も熟成をさせて出荷するため、コクと深みが違います。

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コート・デュ・ジュラ ヴァン・ジョーヌ シャトーシャロン

ヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)の発祥地がこのシャトーシャロン。
酵母とともに長期熟成をし黄金色のワインが出来上がります。
ヘーゼルナッツ、ジンジャー、アーモンド、香ばしい香りが特徴です。

2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 4 回 〜 「ジュラ・サヴォア地方」 いかがでしたでしょうか?

今日は皆様を隠れたワインの名産地 フランスの「ジュラ・サヴォア」へ皆様をお連れしました。

「ジュラ」はブルゴーニュ地方の東、スイスと国境を接するレマン湖の西に位置します。ジュラとはジュラ紀のジュラ。1億年以上も前はこの土地に恐竜が住んでいました。恐竜が育つほど雨量も植物も豊富に育った土地だったそうです。
映画「ジュラシックパーク」もこの「ジュラ」からつけられました。「サヴォア」はかつてサルデニア王国の領土でした。フランスに併合されたのはまだ150年ほど前、今でもイタリアとの歴史的な関係や文化が深く続いています。

次回のテーマは

~ ワイン de めぐる世界の旅 第 5 回 ~

次回はジュラ・サヴォアからワインの2大産地 ブルゴーニュへ皆様をお連れします。

渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)

Xテックとワイン「HRを支えるVDRテクノロジーとワイン」にご来場いただき、ありがとうございました。

2019年6月4日にWeWork乃木坂で、アビリティスタッフ株式会社様と Xテックとワイン「HRを支えるVDRテクノロジーとワイン」というテーマでセミナーを開催しました。多数の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。司会は、リーガルテック社のVDR&販売カンパニープレジデントの古川 宏治が行いました。
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冒頭は、リーガルテック社の佐々木 隆仁社長より、リーガルテック社の紹介から始まりました。
リーガルテック社は、企業の情報漏えいを調査する仕事を20年以上手がけてきましたが、数々の情報漏えい調査を行う中で、機密データを守る仕組みが必要だということを痛感して、機密情報を安全に共有できるVDR(バーチャルデータルーム)の「AOSデータルーム」を開発することになった経緯などを説明しています。

そして、雇用形態の変化や、非正規社員の増加、人材獲得競争などの最近のHRに関連する市場動向について、簡単な説明がありました。日本は、90年代のバブル崩壊から始まり、非正規雇用の比率がどんどん増加しており、十数パーセントだった非正規社員の比率は、近年では、40%近くまで増加し、終身雇用は崩壊してしまいました。さらに、最近では、人手不足から、優秀な人材の争奪戦がグローバルレベルで繰り広げられており、多くの人が転職を行うようになり、雇用環境は、大きく変化してきました。人の流動性が高くなることで、機密情報の漏えいリスクも高くなってしまうということが個人情報を安全に共有できる新しいHRテックが求めらてきた背景となります。

続いて、個人情報を安全に共有するために活用されているVDRサービス「AOSデータルーム」についての説明がありました。実際には、採用のための人事情報などの個人情報は、メールなどでやり取りされることが多く、情報漏えいを気にする人でもファイルを暗号化して、メールで送信して、その後、パスワードもメールで送信しているため、パケット情報を取得されると簡単に中身が見られてしまうというリスクに晒されています。

リーガルテック社の吉木より、「AOSデータルーム」の人事部門での活用方法を解説した製品デモが行われました。
AOSデータルームを使えば、個人情報を安全に他の人と共有することができます。また、人事ファイルのアクセスログを確認することで、送ったファイルをいつ見てくれたのかも簡単に確認をすることができます。

続いて今日のHRテックセミナーに合わせて、実際にAOSデータルームをHRテックに活用されているアビリティスタッフの梶田社長より、アビリティスタッフの紹介がありました。

そして、リーガルテック社の佐々木社長とアビリティスタッフの梶田社長の対談となりました。ここでは、実際にAOSデータルームをHRテックとしてどのように活用しているかなどと言った具体的なノウハウの話が出ています。

後半のワイン会では、ワインスペシャリストの渡辺順子さんにより、ワインとHRというテーマでの講演がありました。

多くのお客様との交流会が行われ、「HRを支えるVDRテクノロジーとワイン」セミナーは、終了いたしました。

乾杯
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多数のお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。

電話でのご相談


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ご相談は無料ですので、
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2019年リーガルテックワイン会 〜 第3回 ローヌ地方〜

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ローマ法王によって広まったワイン

ワインdeめぐる世界の旅 第3回

ローヌ地方は南北200キロ、東西100キロに及ぶ広大なワイン産地でボルドーに次ぐ生産量を誇ります。ローヌは大きく南と北に分けられ、北部はシラー種を使った力強い濃厚な赤を中心に希少価値の高い白を、南部はグルナッシュ種を中心に複数の品種をブレンドしたバランスの良いワインが作られています。
今回は歴史あるドメーヌ「ギガル」がローヌの北部と南部で作る代表的なワインをテイスティングしていただきます。ギガルはパーカーポイント100点を最も獲得したドメーヌとしても有名で、その数は35銘柄にも及びます。

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1、ローヌワインの歴史と特徴

ローヌワインは、フランス南部のローヌ川流域で生産されるワインで、広域AOCのコート・デュ・ローヌ
(Cotes du Rhone)地域に相当します。
フランスで最も古く、紀元前600年頃にはぶどうの栽培が始められていたとされています。
気候的にも土壌の面でも、北部と南部では違っていて、
北部は、大陸性気候で、土壌も花崗岩質の斜面が多く、
南部は、やや海洋性気候に近くなり、土壌は水はけのよい砂利の混じった土壌で、
地区によってかなりの違いがあります。

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2、歴史ある作り手「ギガル」について

ギガル社は創業1946年。それからわずか60年で「ローヌといえばギガル」と言われるまでになったのが、
ローヌの帝王、ギガルです。ローヌ北部に位置するコート・ロティ、コンドリュー、エルミタージュ、サン・ジョセフ、そしてクローズ・
エルミタージュといったアペラシオンから生産するワインを、アンピュイにある地下室で醸造・熟成させます。
また、南部の名門ワインであるシャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダス、タヴェル、そしてコート・デュ・
ローヌも、この地下室にて熟成されます。

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3、「ギガル」の作る赤・白・ロゼ・をテイスティング

ギガル社の醸造方法は、ワインの世界では特異なもので、農薬、除草剤、化学物質などは、
一切使用せず、優れたブドウを収穫することで可能となります。
彼らの方法は、ローヌ渓谷の長い歴史に伴った伝統に耳を傾けるものであり、ギガルでは
“シンプル” なワインは作っていません。そんなギガル社のワインをおいしい食事と共にそれぞれテイスティングしました。

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コート・デュ・ローヌ ブラン [2015] ギガル

ヴィオニエ・ルーサンヌ・マルサンヌなどローヌの土着品種を使用した華やかな味わいです。ローヌ地方の北と南からそれぞれぶどうを収穫しブレンドし深みのある白ワインに仕上げました。

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タヴェル ロゼ [2015] ギガル

ロゼワインで有名な産地「タヴァル」で作られるロゼワインの中では間違いなくトップの味わいだと評論家が大絶賛する味わいです。

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クローズ・エルミタージュ [2015] ギガル

ローヌ・北部に広がる代表的な産地、クローズ・エルミタージュの赤ワインです。シラー種100%で作る味わいは男性的な力強さと女性的なエレガントさを兼ね備える味わいです。

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2019年リーガルテックワイン会 〜 ワイン de めぐる世界の旅 第 3 回 〜 「ローヌ地方」 いかがでしたでしょうか?

ワインde世界を巡る旅、今日は皆様をローヌへお連れしました。

ローヌは14世紀にキリスト教の法王庁がアヴィニョンに移転されたことでワイン産業が飛躍的に発展した産地です。

寒暖差が激しくぶどうにとって過酷な環境で、朝晩の気温はマイナスに、日中は30度を超える日もありますが、その環境が美味しいぶどうを育てます。

赤も白も果実味豊かでアロマたっぷりの味わいがローヌの特徴です。

今回はローヌで1、2を競う大手醸造ワイナリー「ギガル社」が造る赤、白、ロゼをいただきました。

次回のテーマは

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~ ワイン de めぐる世界の旅 第 4 回 ~

次回はフランスの隠れた名産地 ジュラ・サヴォア地方を巡ります。

日本では入手困難なジュラ・サヴォアワインを飲みながら知られざるワインの歴史を振り返りましょう。

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渡辺 順子

世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」でアジア人初のワインスペシャリストとして活躍、プレミアムワイン株式会社CEOザッキーズ日本代表。
著書:
『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』(ダイヤモンド社)
『日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか』 (幻冬舎ルネッサンス新書)