マルウェアが着せた汚名 - フォレンジックで無実を証明

現代社会では、事件・犯罪調査において、PC内のデータが決定的な証拠とされることも多い。  
しかし、ごく稀に 「データがある=(イコール)証拠」と考えてはいけない事例がある。

そのようなケースでは、適切なコンピュータ・フォレンジックを実施しないことで、無実の人を犯罪者と誤認してしまう危険すらある。 今後は、一見シンプルに見える事件についても、フォレンジックは必須となっていくのかもしれない。
最近アメリカで、マルウェア(悪意のあるプログラム)によって犯罪者の汚名を着せられたケースが報道され反響を呼んだ。
マサチューセッツ州職員だったMichael Fiola氏は、2年前のある日、児童ポルノ犯として逮捕された。多額のインターネット料金を不審に思った上司と技術者の調査により、Fiola氏が使用していた州配布PCから大量の児童ポルノ写真が発見されたためだ。

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