リーガルテック展2019 第三部 レポート「新特許検索 Tokkyo.ai」

リーガルテック展2019 第三部 レポート

2019年11月8日(金)にアークヒルズクラブで開催された第7回リーガルテック展の第三部は、IPランドスケープの講演と最先端のリーガルテック特許検索エンジン Tokkyo.aiなどが発表されました。

IPランドスケープに基づく特許分析の実践事例

正林国際特許商標事務所の正林真之所長が「IPランドスケープに基づく特許分析の実践事例」というテーマで講演されました。

 

IPLスペシャリストのための新特許検索

Tokkyo.aiは、IPランドスケープのスペシャリストのための新特許検索エンジンです。インテリジェント検索のLegalSearchの技術を応用し、数千万件の特許データの中から関連する知的財産を迅速かつ正確に検索することができる次世代の検索エンジンです。
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そして、データテック株式会社 代表取締役の志田大輔氏が「IPLスペシャリストのための新特許検索 Tokkyo.ai」を発表しました。

 

プレミアムワイン会

リーガルテック展の最後は、恒例のプレミアムワイン会が開催されました。
クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍され、「世界のビジネスエリートが身に着ける教養としてのワイン(ダイヤモンド社)」の著者としても有名な渡辺順子さんをお招きし、プレミアムワインを抽選でご堪能頂く機会をご用意しました。過去にはドンペリのP3、シャトーラフィット・ロートシルト、シャトー・ペトリュス、シャトー・ディケムなどの超プレミアムなワインをお楽しみいただきましたが、今年のプレミアムワインは「ジュロス・ヨハネスブルグ」です。
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現在の情報化社会の始まりはグーデンベルグがワイン造りからヒントを得て発明した「印刷技術」によるものです。世界のワイン史で正式に記録が残っている中で世界最古のワインはグーデンベルグの出身地ドイツのマインツにゆかりのある「ドメーヌ シュロス ヨハニスベルク」です。1937年の「ドメーヌ シュロス ヨハニスベルク」をご紹介し、皆様方にご堪能いただきました。

 

リーガルテックソリューション紹介デモ&展示

リーガルテックソリューション紹介デモ&展示では、
法律市場の効率化を実現する司法インフラプラットフォーム:LegalSearch
安全かつ効率的な電子契約エンジン:Keiyaku.ai
特許申請を劇的に進化させる次世代特許検索:Tokkyo.ai
KLDiscovery
株式会社エアー
Nuix
Cellebrite
などの紹介と展示が行われました。
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第一部「情報銀行 MyData.jp」のレポートは、こちらです。
第二部「ブロックチェーン基盤 契約プラットフォーム Keiyaku.ai」のレポートはこちらです。

リーガルテック展2019 第二部 レポート「ブロックチェーン基盤の電子契約 Keiyaku.ai」

リーガルテック展2019 第二部 レポート

2019年11月8日(金)にアークヒルズクラブで開催された第7回リーガルテック展の第二部は、知財、法務向けのリーガルテックの話題を中心に展開されていきました。

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知財テックと新しいマネタイズ方法論

知財をテーマにして、「知財テックと新しいマネタイズ方法論」というタイトルで、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社 知的財産グループ 執行役員の國光健一氏と早稲田大学 創造理工学部の森康晃教授と、リーガルテック株式会社 代表取締役社長の佐々木隆仁氏が対談を行いました。
「知財テックと新しいマネタイズ方法論」の対談動画は、こちらになります。

企業法務・監査業務におけるDX

続いて、キリンホールディングス株式会社の執行役員法務部長の上野正樹氏と双日株式会社 法務部第二課 課長の丹部亜希子氏、ファシリテーターに三浦法律事務所の渥美雅之先生が入って、「企業法務・監査業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)」というテーマで対談が行われました。

DX時代のBlockChain基盤 新契約プラットフォーム Keiyaku.ai

ブロックチェーン基盤の新契約プラットフォーム Keiyaku.aiは、契約書の作成・編集、承認・締結、管理・運用をブロックチェーンを活用して行う新たな契約プラットフォームです。
スクリーンショット 2019-11-13 7.10.49データテック株式会社 代表取締役の志田大輔氏が「DX時代のBlockChain基盤 新契約プラットフォーム Keiyaku.ai」というテーマで講演を行いました。

日米のリーガルテック、DXの比較

そして、ジャーナリストの服部桂氏とイノベーション・ファインダーズ・キャピタルCEOの江藤哲郎氏により「日米のリーガルテック、DXの比較」というテーマで対談が行われました。
服部桂氏は、1951年、東京都出身。早稲田大学理工学部で修士取得後、朝日新聞に入社。2年間、米MITメディアラボ客員研究員。94年に新聞紙面で初のインターネット連載。その後も数多くのIT革命を取材。退職後は『デジタル・マクルーハン』などの著書を数多く出版。また『<インターネット>の次に来るもの』の翻訳も手掛けています。
江藤哲郎氏は、1984年に慶應大学を卒業し、アスキーでシリコンバレーの技術発掘と契約を担当。その後マイクロソフト日本法人立ち上げメンバー19名の一人として営業、マーケティングを担当。その後、電通でデジタル事業開発、情報システム等を担当。現在は、米国ワシントン州にイノベーション・ファインダーズ・キャピタルを設立し、AIミートアップを開催するなどして AIスタートアップと日本企業のマッチメイク行っています。

第一部「情報銀行 Mydata.jp」のレポートは、こちらです。
第三部「新特許検索 Tokkyo.ai」のレポートは、こちらです。

リーガルテック展2019 第一部 レポート「情報銀行 MyData.jp」

リーガルテック展2019 第一部 レポート

2019年11月8日(金)にアークヒルズクラブで第7回目のリーガルテック展が開催されました。
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今年のリーガルテック展のメインテーマは、「MyData、情報銀行」でした。
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Society5.0における情報銀行の役割

基調講演は、平井卓也 前IT大臣に「Society5.0における情報銀行の役割」というタイトルでご講演いただきました。
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平井先生は、第4次安倍改造内閣にて、情報通信技術(IT)政策担当 内閣府特命担当大臣(科学技術・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)に就任され、産学官やベンチャー企業からも直接取り組みや意見をヒアリングするなど、これからの日本のITのためご尽力されてきました。サイバーセキュリティ基本法や官民データ活用推進基本法などデジタル社会には不可欠な法律を主導されました。国民すべてが安全にデジタル社会の恩恵を享受できる環境整備に、現在もご尽力されています。制度をつくるお立場からの情報銀行の役割について、ご講演いただきました。
平井先生の講演は、世界の情勢と日本の立ち位置から始まり、日本でイノベーションを起こす必要性や、大臣室で60回を超えるPitchを福岡、大阪、名古屋、浜松、つくば、沖縄、神戸、仙台、渋谷、日本橋、パリで行なったとのことです。
そして、議員立法により、日本でITを活用するための法案を作り上げていったというお話を伺いました。
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果たして、日本でGAFA、BATを超えるプラットフォーマーが登場するのでしょうか?
スクリーンショット 2019-11-12 19.04.52そこで生まれたものが「情報銀行」というビジネスとのことでした。
平井卓也先生の講演動画は、こちらになります。

 

パーソナライズサービス MyData.jp

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続いて、リーガルテック 代表取締役社長 佐々木 隆仁氏が「パーソナライズサービス MyData.jp」について発表を行いました。
パーソナライズサービス MyData.jp PaaSは、MyDataに基づいたパーソナライズサービスを企画している情報銀行事業者向けに個人データサービスプラットフォームを提供するために開発したPaaSサービスです。
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パーソナライズサービス MyData jpについての動画は、こちらになります。

 

情報銀行、医療ビッグデータ法、匿名加工情報等の情報流通について

午後からは、「情報銀行、医療ビッグデータ法、匿名加工情報等の情報流通について」牛島総合法律事務所の影島広泰先生にご講演いただいました。
影島先生は、企業法務の中でも、「マイナンバー制度・個人情報保護法への実務対応」といった個人情報に関わる豊富な知見をお持ちの、まさに第一人者と言われている先生です。様々な個人情報の活用・流通に関して、弁護士の観点からご講演いただきました。
影島先生の講演動画は、こちらになります。

第二部 「ブロックチェーン基盤の電子契約 Keiyaku.ai」のレポートは、こちらです。
第三部 「新特許検索 Tokkyo.ai」のレポートは、こちらです。