司法のIT化 到来! AI時代の次世代法律検索エンジン「dBengosi.com」提供開始 〜 新しい法律検索エンジンで正確かつ高速な法令・判例検索が可能に 〜

2018年11月27日
AOSリーガルテック株式会社

eディスカバリーサービス、デジタルフォレンジックなど司法インフラを提供するAOSリーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木 隆仁)は、AI時代の次世代法律検索エンジン「dBengosi.com(ディーベンゴシドットコム)」を提供開始いたします。

2017年に裁判のIT化が閣議決定されてから、司法のITインフラの整備が急務となり、法律検索を強化することが必要となっています。法律情報検索とは、法律データを蓄積し、データ解析ツールなどを提供して、人工知能を活用、必要なドキュメントと情報を抽出して、法律文書の作成を支援する情報検索サービスです。日本では、まだ検索できる法律情報は、全体の2〜3%程度と少ないですが、従来の従来の法令・判例検索は、必要なデータを探しにくい、関係ないデータが多数検出されてしまう、検索スピードが遅い、そもそも必要なデータがない等の問題がありました。

AOSが提供する「dBengosi.com」の法令・判例検索の特徴は、世界初となるキーワード重要度コントロール機能を搭載し、検索キーワードの重要度をコントロールして、より素早く、正確に必要な法令・判例データを検出することができます。AOSの新しい法律検索エンジンは、PDFなどの非定型データを変換することにより、RDBベースでは不十分な全文検索とキーワード部分検索を可能にし、AI活用にもっとも適した検索機能を実現しました。

■法令・判例検索エンジン「dBengosi.com」の特長

  1. 世界初!キーワード重要度コントロール機能実装
    キーワードの重要度をコントロールして、より素早く正確に必要な法令・判例データを抽出可能です。新しい法律検索エンジンは、PDFなどの非定型データを変換することにより、RDBベースでは不十分な全文検索とキーワード部分検索を可能にし、AI活用にもっとも適した検索機能を実現しました。
  2. 検索エンジンのスピードアップ
  3. PDF、ワード文書データをXMLに変換可能
  4. 音声による法律検索も可能
  5. 検索キーワードが最大10個まで入力可能

■既存の法律検索との違い

<dBengosi.com検索システム>

  1. 高速で全文検索が可能
  2. 同時キーワード数が最大10個まで可能
  3. それぞれの検索キーワードに重要度の設定が可能
  4. 複数の検索エンジンを同時に利用可能
  5. データが重くてもサーバ負荷が低い

VS. <既存の検索システム>

  1. 同時検索が高速でない
  2. 同時検索キーワード数に制限がある。
  3. 検索キーワードに重要度設定がない
  4. それぞれの検索エンジンを個別に利用する。
  5. サーバに負荷がかかる。

■サービス概要

  1. 製品名:法令・判例検索エンジン
  2. 「dBengosi.com (ディーベンゴシドットコム)」
  3. 提供開始日:2018年11月27日
  4. URL: https://dbengosi.com
    *サービス名・サイト名を「https://legalsearch.jp/portal/」変更しました。
検索キーワード重要度設定画面

<検索キーワード重要度設定画面>

【AOSリーガルテック株式会社について】

  1. 名 称:AOSリーガルテック株式会社 代表者:佐々木 隆仁
  2. 設 立:2012年6月 ※AOSテクノロジーズ株式会社から分社化
  3. 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
  4. 資本金:5,100万円
  5. URL: https://www.aos.com/

1995年創業のデータ復旧の老舗 AOSテクノロジーズ株式会社の100%子会社として2012年に設立。以来、データ復旧サービス、デジタル・フォレンジックサービス、リーガルテックツール販売、データ消去サービス、eディスカバリーサービスなどを手掛け、2015年には犯罪捜査や企業の不正検証の技術で国民生活の向上に著しく貢献するとして第10回ニッポン新事業創出大賞で「経済産業大臣賞」を受賞。

JIIMAが発行する月刊 IM『【連載 電子鑑識-デジタルフォレンジック②】デジタルデータを証拠とするために』に、AOSのフォレンジックサービス部門より寄稿しました。

2018年10月30日
AOSリーガルテック株式会社
東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MT森ビル4F
TEL: 03-5733-5790

10月30日 JIIMA(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)が発行する月刊 IMの11月号『【連載 電子鑑識-デジタルフォレンジック②】デジタルデータを証拠とするために』に、AOSのフォレンジックサービス部門より寄稿させていただきました。

【概要】
第2回となる本稿ではデジタルデータが持つ特性にフォーカスしてフォレンジック調査の内容を解説していく。

不正や犯罪などのデジタルフォレンジック調査では、消去されたデータを探すことまで要求されるため、削除されたファイルを含めたハードディスク(メモリチップ等)のすべてのデータをコピーするところからはじまる・・・。*詳しくは以下をご参照ください。

(ご参考)JIIMA(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)
「月刊 IM( https://www.jiima.or.jp/im/ )」*11月号 17-19ページです。
* 前回(10月号)への寄稿
『【連載 電子鑑識-デジタルフォレンジック①】デジタルデータが真実を暴く』は、こちら >

/||AOSの関連サービス


フォレンジック調査 ・証拠データ復旧のAOS
– コンピュータフォレンジックで企業を守る。 https://www.fss.jp/

8月8日および9日にテレビ朝日のスーパーJチャンネルとグッド!モーニングにて、「ドラレコ復元で瞬間映像が…高波の恐怖捉える」が放映されました。

8月8日(水)のテレビ朝日様「スーパーJチャンネル」、また 9日(木)の「グッド!モーニング」の番組内にて、テレビ朝日様より復旧のご相談をいただいた、事故の関連動画が放映されましたのでお知らせ致します。この動画は台風12号による影響で、海沿いの国道を走行中の車が高波に飲まれ大破した事故で、事故車に搭載されていたドライブレコーダー内の記憶媒体より、車が高波を被る瞬間の動画の復旧を試みたものです。

*この度はご掲載いただきまして、誠にありがとうございました。

(関連動画掲載サイト)

  1. テレ朝news!『ドラレコ復元で瞬間映像が…高波の恐怖捉える』(2018/08/08掲載)
  2. http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000133606.html

(ご参考)

  1. スーパーJチャンネルhttp://www.tv-asahi.co.jp/super-j/
  2. グッド!モーニングhttp://www.tv-asahi.co.jp/goodmorning/

【AOSの関連サービス】フォレンジック調査 ・証拠データ復旧のAOS

  1. コンピュータフォレンジックで企業を守る– 『FSS.jp』

年末年始休業のお知らせ

2017年12月27日
AOSリーガルテック株式会社

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。年末年始の休業期間は下記のとおりとなります。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

休業期間:2017年12月30日(土)~2018年1月3日(水)

なお、休業の間のお問い合わせなどにつきましては、2018年1月4日(木)より、順次対応させていただきます。

以上

日経BizGate『REG/SUM キーパーソンに聞く』にて、弊社代表の佐々木隆仁のインタビューが掲載されました。

AOSリーガルテック株式会社 代表取締役 佐々木 隆仁が、12月14日(木)に日経BizGateよりインタビューを受けました。

(本インタビューは、日本経済新聞社が 12/20~21に開催する「レグテック(規制とテクノロジーの融合)」をテーマにしたグローバルイベント『REG/SUM(レグサム)』開催に先立ち、日経BizGateが参加企業・団体のキーパーソンに注目のテーマや最新動向などを取材したものです)。

タイトル: 『法務のデジタル化、日本は挽回の好機』
要: IT(情報技術)を利用した法律関連サービス、リーガルテックは広い意味でレグテックの有力分野に位置づけられる。日本における同分野の草分け、AOSリーガルテック(東京・港)社長の佐々木隆仁氏は、日本の法務のデジタル化が海外に比べ大きく遅れた現状に警鐘を鳴らす一方で、今は挽回の好機でもあるとみる。(同記事より抜粋)

※この度はインタビューをご掲載いただきまして、誠にありがとうございました。

【記事詳細】: 日経BizGate 2017年12月14日 TOP にて、画面右上の詳細検索 >AOSリーガルテック、または本記事のタイトルにて検索していただけます。

以上

日経新聞社主催のレグテック・サミット(REG/SUM)にて、弊社代表の佐々木隆仁が、講演を行います。

AOSリーガルテック株式会社 代表取締役 佐々木 隆仁が、12月20日(水)~21日(木)に東京丸の内、丸ビルホールにて開催される REG/SUM(REGTECH SUMMIT)にて単独講演致します。

<レグテック> 企業と行政のコストを劇的に下げ、新しい価値を創造するイノベーション

タイトル: VDRがもたらす作業効率化とこれから 〜裁判手続きから民間活用まで〜
要: 本年6月9日 裁判手続等のIT化推進検討が閣議決定されました。警察や検察、法律事務所、民間企業の法務部などの依頼で、犯罪の捜査や情報漏えいの調査などの実績を持つAOSリーガルテック。代表の佐々木が膨大な資料を必要とする訴訟手続きにバーチャルデータルーム(VDR)の活用をご提案。今後の可能性に迫ります。
講演日時 ● 講演:2017年12月20日(水)14:25~14:45
● パネルディスカッション:2017年12月21日(木)15:30~16:15
会場 〒100-6307 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7・8階 丸ビルホール
以上

10月18日(水)「JVCKENWOODソリューションフェア2017」特別講演のお知らせ

株式会社JVCケンウッド様が主催されます「JVCKENWOODソリューションフェア2017」にて、弊社代表の 佐々木 隆仁が、「カメラ画像についてのファイルの復元・鮮明化技術と新しいCloudバックアップのご提案」と題した特別講演を行います。

「JVCKENWOODソリューションフェア2017」http://jkpi.jvckenwood.com/event/sf2017/

【講演内容】 カメラ画像についてのファイルの復元・鮮明化技術と新しいCloudバックアップのご提案」
【講演者】 AOSリーガルテック株式会社 代表取締役社長 佐々木 隆仁
【開催日程】 10月18日(水)13:00~13:50
【開催場所】 秋葉原UDXギャラリー
【主催】 株式会社JVCケンウッド

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

クラウド上で機密情報のデータを保管・共有 セキュアなバーチャルデータルームで重要な取引、パートナーシップ交渉をサポート! 「AOSデータルーム」提供開始

データ復旧サービス、デジタル・フォレンジックサービス、リーガルテックツール販売、データ消去サービス、eディスカバリーサービスを提供するAOSリーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木 隆仁)は、機密情報共有クラウドサービス(VDR)「AOSデータルーム」を本日以降、順次提供開始いたします。

VDRとは、バーチャルデータルームの略語で社内外の関係者と、より安全に重要な文章・ファイルを共有するために利用するクラウド型のサービスです。M&Aの資産査定(デューデリジェンス)の際の情報共有や、知的財産の査定や設計データの共有、社外取締役との資料の共有などの用途でも利用されます。バーチャルデータルームを使用するM&Aの件数は2016年以降増加傾向にあり、日本企業が絡む件数は約2600件(*注1)にも及びます。
(*注1:レコフ調べhttps://www.marr.jp/menu/ma_statistics/ma_graphdemiru/entry/35326

AOSデータルームでは、M&Aにおけるデューデリジェンス、訴訟関連のデータ共有、開発データ・特許関連のデータ共有、大学・行政での研究データ共有の場合等で、セキュアにデータを共有することができます。信頼性の高いAmazon Web Servicesクラウドを利用し、日本リージョンにてデータをホスティングするため、日本企業におけるデータを安全かつ低コストで保管・共有することが可能です。安全、安心、低コストを実現する優れたバーチャルデータルーム技術で、全ての企業の資産であるデータをデータ漏洩、データ紛失、ランサムウェア等のデータ災害などのトラブルから守ります。

■ AOSデータルームの特長

AOSでは、1999年から警察・検察などの捜査機関、法律事務所、企業の法務部などの依頼に基づき、犯罪の捜査や情報漏えいの調査等、数多くの実績あり、その高い技術力と、業界屈指のセキュリティ&ガバナンス機能により、シンプルかつセキュアに機密情報を共有・保管します。様々なデバイスからアクセスできることで、セキュアにスピーディに、法律文書、開発データ、特許、研究データなどを共有します。ユーザに応じた、細かいアクセス権限のコントロールや、操作履歴のログ管理など、高セキュリティを保ちつつ、意思決定の時間を短縮します。

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・スピーディな検索
多言語対応の検索機能により、必要なドキュメントを即座に発見できます。またOCR機能搭載により、スキャンしたドキュメントファイルからもキーワード検索が可能です。
・セキュアな情報管理
データや通信経路の暗号化や、ユーザに応じた細かいアクセス権限の付与により、機密性の高いデータを確実に保護します。
・強力な監査機能
ルームへのログイン、ドキュメントの作成、変更、表示、ダウンロードなど、ユーザの操作履歴のログを記録し、監査情報をレポートとしてエクスポートが可能です。
・簡単な操作性
ドラッグアンドドロップ機能を備えた直観的なユーザーインタフェースにより、簡単にドキュメントやフォルダを共有できます。

■ 製品概要

製品名: 機密情報共有クラウドサービス(VDR) aos_dataroom
「AOSデータルーム (エーオーエスデータルーム)」
提供開始日: 2017年9月13日
価格: 50,000円(税別)/月~
(容量 無制限/10ユーザ)
URL: http://www.aos.com/dataroom/

■ 動作環境(ブラウザ)

OS ブラウザ
Microsoft Windows Google Chrome
Microsoft Edge
Mozilla Firefox
Mac OS Google Chrome
Mozilla Firefox
Apple Safari

【AOSリーガルテック株式会社について】

名 称: AOSリーガルテック株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立: 2012年6月 ※AOSテクノロジーズ株式会社から分社化
所在地: 東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
資本金: 5,100万円
URL: http://www.aos.com/

1995年創業のデータ復旧の老舗 AOSテクノロジーズ株式会社の100%子会社として2012年に設立。以来、データ復旧サービス、デジタル・フォレンジックサービス、リーガルテックツール販売、データ消去サービス、eディスカバリーサービスなどを手掛け、2015年には犯罪捜査や企業の不正検証の技術で国民生活の向上に著しく貢献するとして第10回ニッポン新事業創出大賞で「経済産業大臣賞」を受賞。

【お問い合わせ先】

AOSリーガルテック株式会社http://www.aos.com/TEL:03-5733-5790

プレスお問い合わせ先:広報部西澤Email: pr@aos.com
お問い合わせ先:eLaw事業本部Email : aosdr@aos.com

リーガルテック®展2015

2015年10月5日にザ・リッツカールトン・東京で第3回リーガルテック®展が開催されました。

リーガルテック展会場

リーガルテック®展会場


世界最先端のリーガルテクノロジーと専門家が集う国際カンファレンスということで、毎年多くの方にご参加いただいており、今年も、たくさんの方々に会場にお越しいただきました。
リーガルテック展受付

リーガルテック®展受付


プログラム1では、駒澤綜合法律事務所の高橋郁夫弁護士と田辺総合法律事務所の吉峯耕平弁護士が「デジタル証拠の法務の現在と将来」について講演されました。
お二人は、最近「デジタル証拠の法律実務Q&A」を執筆されましたので、これを記念しての講演となりました。

プログラム2では、ベイカー&マッケンジー法律事務所の井上朗弁護士より、「リーガルテクノロジーを使った国際カルテル事案への対応策」というテーマで講演されました。
井上先生は、10年以上に亘り、独占禁止法および競争法案件に一貫して対応してきたアンチトラスト案件の専門弁護士です。

プログラム3では、カタリスト社のJohn Tredennick社長が「Using Next-Generation Technology Assisted Review(TAR2.0) to Reduce Discovery Costs」というテーマで講演されました。John社長は、大手法律事務所で訴訟弁護士として活躍し、電子データの証拠開示を支援するためカタリスト社を創業しました。

プログラム4では、TMI総合法律事務所の大井哲也弁護士が「マイナンバー対応の為の安全管理システムの実装フロー」というテーマで講演されました。大井先生は、クラウドコンピューティング、インターネット、インフラ、SNS、情報セキュリティの各産業分野における実務に精通しており、経済産業省の情報セキュリティに関するタスクフォース委員等を歴任されています。

プログラム5では、インテレクチュアル・ベンチャーズ社の日本代表の加藤幹之氏が「欧米新時代の知財戦略とその具体的活用例」というテーマで講演されました。加藤氏は、富士通の知財本部長、富士通研究所の常務取締役、富士通総研の専務を経て、2010年にインテレクチュアル・ベンチャーズ社に入社されました。

プログラム6では、経済再生担当大臣甘利明氏の講演を予定しておりましたが、TPP閣僚会議が急遽、延長され、帰国できなくなってしまったため、AOSリーガルテックの佐々木隆仁社長が「デジタルフォレンジックと証拠調査」というテーマで講演されました。冒頭で甘利大臣に送っていただいたメッセージも紹介しております。

プログラム7では、元警視総監で東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事の米村敏朗氏が「危機管理とオリンピック〜想像と準備〜」というテーマで講演されました。

プログラム8では、AOSリーガルテックの佐々木隆仁社長が「最先端のリーガルテック®の活用と不正調査」というテーマで講演されました。

プログラム9では、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二先生が「青色発光ダイオードの知財訴訟とノーベル賞」というテーマで講演されました。

そして、プログラムの最後のプレミアムワイン会では、クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍された渡辺順子さんをお招きして、貴腐ワインとして、世界最高の評価を受けているシャトー・ディケムのヴィンテージワインを振舞っていただきました。

ワインスペシャリスト/渡辺順子

ワインスペシャリスト/渡辺順子


プレミアムワイン会

プレミアムワイン会


(リーガルテック®は、AOSテクノロジーズ株式会社の登録商標です)

訴訟ホールド(Legal Hold)の発生条件

eディスカバリーにおいて、訴訟ホールド(Litigation Hold/Legal Hold)「文書の保存義務」と判断される条件を認識することは、致命的に重要である。訴訟ホールドの発生条件を見誤ると、証拠隠蔽行為(Spoilation)につながるからだ。

さて、そのタイミングとは、いったいいつのことか? それは、将来の訴訟が予見された時点である。よって、訴訟が決定したり、裁判所からの出廷要請がきたりといったいわゆる明確なイベント発生時点とは限らない。例えば、社内でセクシャルハラスメントに関する役員会を開催するというようなイベントを計画した時点で、訴訟ホールドが発生する。
各企業の法務部の参考のため、訴訟ホールドの発生条件の具体例をいくつか挙げたい。
・訴訟前に、潜在的な訴訟相手のリストを作成した時点
・雇用不採用の理由を求める文書が到着した時点
・潜在的な訴訟に関して、上司との対話数が相当に増加した時点
Special thanks to: John Isaza and John J. Jablonski @ LAW.com