徳島県警 瞳に浮き上がる 容疑者
2017年2月10 日(金) テレビ朝日のスーパーJチャンネルの特集「瞳に浮き上がる容疑者」にて、弊社の動画フォレンジック技術が紹介されました。
番組の内容は、徳島県警で刑事事件の容疑者がスマートフォンで撮影していた写真の中に被害者の写真が見つかり、徳島県警が解析したところ、被害者の瞳に容疑者の影が映りこんでいることがわかり、容疑を裏付ける決めての証拠とされた事件を実際に検証してみるというものでした。
高度な技術による緻密な鑑識作業が事件解明につながりましたが、
番組では、徳島県警で事件を担当した鑑識課の方が「こういう動かぬ証拠を見たのは初めて」「度肝を抜かれた」とコメントしていたのが印象的でした。
実際に瞳に映った映像からどのくらいのレベルの解析ができるのか、弊社のフォレンジックラボにて検証作業が行なわれました。
まずは、動画で撮影した顔の映像から瞳の部分を指定して切り出しを行います。
動画から切り出した複数の瞳の映像をまとめて、超解像技術を使って、解像度の高い画像データを作成します。超解像技術とは、同じような画像を動画データから取り出し、合成を行うことで、より高い解像度の画像を生成する技術です。
超解像技術で解像度を上げた瞳の画像に対して、明るさやコントラストなどを調整します。
こうして作成した映像を確認すると、人物の髪型、ネクタイ、部屋の様子などが見て取れます。
この画像処理は、AOS画像解析フォレンジック Enhancementというツールを使って行われました。AOS画像解析フォレンジック Enhancementを使って、実際に画像解析を行っている実演動画は、こちらです。