CEIC2008カンファレンスレポート2

CEICの会場で交わした情報交換の結果、非常に有益な情報を入手することができました。特に某イギリス政府のとある方から頂いた、実際にフォレンジック調査に使用しているフォレンジックツールのリストはとても貴重な情報でした。非常に多岐にわたるツールを活用されています。

多くの調査官、解析者の共通の課題は、デジタル証拠の容量が膨大化していること、さらにデジタルデバイスの種類の増加が挙げられていました。

調査にかけられる時間は限られているのに対し、調査に必要なデジタル証拠の容量が膨大化していることは、デジタルフォレンジックの困難さを如実に表しています。

今、必要とされているのは、いかに効率よくデジタル証拠を解析できるフォレンジックツールを入手できるかということです。世界に唯一のそのツールを私は知っています。

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CEIC2008

CEIC2008カンファレンスレポート

去る4月27日~4月30日に米国のレイク・ラスベガスで開催されたフォレンジック・カンファレンスCEIC(Computer and Enterprise Investigations Conference)2008についてレポートします。

CEIC は、フォレンジックツールEnCaseの開発元であるGuidance Software社主催のデジタル・フォレンジック・カンファレンスです。世界中から調査機関所属の調査官、弁護士、検察官が情報収集に集います。同時にフォレンジックツールのメーカが最新のフォレンジックツールを出展する展示会も開催されます。

普段はニューヨークでデジタル・フォレンジックの仕事をする私も現地に飛び、FBIの調査官やイギリス司法省の調査官と会って、フォレンジックの最新事情について情報交換をしてきました。

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CEIC 2008 会場の様子

フォレンジックサイト FSS.jp の専用Blogサイトを開設しました

フォレンジック ソフトウェア&サービス「 FSS.jp 」の専用Blogサイトを開設しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

フォレンジック(Forensic)とは、「法廷の」、「法医学的な」,「科学捜査」といった意味の英語です。
フォレンジック調査とは、コンピュータやネットワークシステムのログやデータの記録状態を詳細に調べ、裁判など法的に使える資料として提供するサービスです。

今後、このBlogサイトで、フォレンジック調査や、フォレンジックソフトウェア、ツールの使い方などをご紹介していきます。