FBI、サイバー詐欺を再警告

ic3-20081211.jpgFBIの最新情報によると、FBIを騙るサイバー詐欺メールが後を絶たないという。

サイバー詐欺の手口はこうだ。

・実在するFBI高官の名前がメール送信者に使われている。
・FBIのテロ対策本部、ナイジェリア対策部、または金融犯罪対策本部を騙る。
・遺産を受け取る権利が確認された、懸賞金を受け取る権利が発生した旨がメール本文に記載。
・該当金を受け取るために、個人情報を返信するように迫る。メール受信者の氏名、電話番号、銀行口座の番号、パスポートのコピーなど。さらに期日までに返信しないと、処罰される旨の脅迫文が含まれるケースもある。
・高額なくじに当選した旨の通知が送られるケースもある。

FBIはこの類のメールを個人宛に送ることはないため、一切返信しないようにと警告している。さらに、送信者を別な政府機関に変えた同様の手口の拡がりも懸念され、注意を呼びかけた。最悪なことに、このサイバー詐欺はしばらくは止まらないだろうとのこと。

不景気の深刻化に伴い、今後ますます手口が拡がりそうだ。現金を騙し取るために、ありとあらゆる手段を使ってくるものと予想される。少しでも不審を感じたら絶対に近寄らないことだ。

詐欺メールを受け取った場合は、IC3(Internet Crime Complaint Center)の公式サイトからレポートできる。

情報ソース:
http://www.fbi.gov/pressrel/pressrel08/escams121108.htm