韓国のバス横転事故のドラレコ復元
韓国でバスの横転事故が起こった際にAOS画像解析フォレンジックツールを活用し、破損したドライブレコーダーからの動画復元により判明した事故の状況が、MBC放送でニュース配信されました。
観光バスは、完全に横転しており、4人が死亡、22人が重軽傷という大惨事となりました。
バスは大破しており、事故の状況を記録したドライブレコーダーも破損が激しく、データを取り出すことが困難な状況でした。
バスのドライブレコーダーから取り出した媒体に対して、AOS画像解析フォレンジックを使って動画復元を行ったところ、事故の動画を復元することに成功しました。
復元された動画を元に事故の様子をCGで再現した画像がこちらですが、前方を走っていた乗用車が急に車線変更を行ったために衝突を回避しようとしたバスの運転手がハンドル操作を誤り、バスがバランスを崩して横転したことが判明しました。
このケースでの動画復元は、AOS画像解析フォレンジックProfessionalに使われているフレーム復元技術を使って行われました。まずは、破損した動画ファイルから、フレーム単位で取り出せる画像を検出します。
破損した動画ファイル全体を復元できなくても、1コマでも復元できる画像があれば、それを抽出します。
今度は、抽出したフレームをつなぎ合わせて動画ファイルを作成します。
このようなフレーム単位の復元を行ったところ、事故の直前、直後の映像を復元することに成功しました。
AOS画像解析フォレンジック Professional の詳細は、こちら→https://www.fss.jp/fss_movie01-2/