サイバーセキュリティお助け隊にAOS Fast Forensicsが採用されました。

経済産業省は、サイバー攻撃から地域の中小企業を見守る「サイバーセキュリティお助け隊」の実証を始めました。宮城や広島、愛知など15府県で今夏から随時取り組みを始める予定です。
愛知県では、MS&ADインターリスク総研が実証事業を実施し、協力者として、ALSOKなどが参加しますが、ALSOKをサポートするソリューションとしてリーガルテック社が提供するAOS Fast Forensicsが採用されることが決定しました。

サイバーセキュリティお助け隊の仕組み

サイバー被害を受けた企業から相談を受け付ける窓口を設置し、必要に応じて「サイバーセキュリティお助け隊」が出動し、問題解決にあたるという流れとなりますが、愛知県の実証事業では、ALSOKがこの「サイバーセキュリティお助け隊」を担当します。お助け隊のメンバーはITについての専門性が求められますが、ここで、AOS Fast Forensicsを活用することで、効率良く調査が行えるかを検証します。

サイバーセキュリティお助け隊の役割

実際に現場でトラブルが発生しているケースでは、パソコンの調子が悪いとか、変なメールが届く、情報漏えいが懸念されるが、どうやって調べたらよいか分からないなどといった相談が多いのではないかと予想されます。例えば、情報漏えい調査をAOS Fast Forensicsで調べたところ、外部からの攻撃ではなく、内部犯罪の可能性がある証拠が検出されるというようなことも起こることが想定されます。

AOS Fast Forensicsに期待されること

実際にサイバーセキュリティお助け隊が成果を上げるためには、ITや不正調査の専門的な知識がない人でも効率良く調査を行えるかがこの取り組みが成功するかどうかの鍵を握っているのではないかと思います。AOS Fast Forensicsは、元々、捜査機関の現場で、専門的なIT知識のない捜査官でも、ある程度の調査が行えることを目的として開発されたツールです。実際の現場でそれが実証されれば、中小企業のセキュリティ対策の向上に大いに貢献できるのではないかということを期待しています。

非IT部門のためのフォレンジックツール

これまで限られた専門家にしかできなかったフォレンジック解析を非専門家でも行えるようにすることで、フォレンジックの捜査や初動や調査対象の絞り込みなどを大幅に効率化することができます。