訴訟ホールド(Legal Hold)対応で失敗しない方法

eディスカバリーで不利な制裁を避けるためには、まず徹底した訴訟ホールド(Litigation Hold/Legal Hold)「文書の保全義務」対応を心掛けたい。というのも、不意にまたは故意に行った訴訟ホールド期間の文書破棄は、証拠隠滅行為(Spoilation)につながるからだ。

失敗しない訴訟ホールド対応のための、ESI(電子情報)の保全について必要な7つのステップを以下に挙げる。
ステップ1:訴訟ホールドとなる引き金を識別する
ステップ2:文書保全の義務があるのか分析する(訴訟ホールドは必要か?)
ステップ3:訴訟ホールドの適用する範囲を決定する
ステップ4:訴訟ホールドの通達(従業員に対する通知と情報の保全の実施)
スッテプ5:訴訟ホールドの実施と有効性について調査する
ステップ6:訴訟ホールドを修正する(必要であれば)
ステップ7:経過を監視し、訴訟ホールドを解除する
各企業の法務部は上記のステップに従った訴訟ホールド対応を、訴訟時に備えて日頃から訓練しておきたい。
Special thanks to: John Isaza and John J. Jablonski @ LAW.com